芸能界において「セクシー路線への転換」と称されるケースの中には、話題作りや安易な露出に頼ったものも少なくありません。しかし、土屋太鳳に向けられる評価の本質は、そうした商業的な煽りとは一線を画しています。
世界的シンガー・Sia(シーア)の楽曲『Alive』日本版ミュージックビデオで見せた狂気すら感じさせるコンテンポラリーダンスは、その決定打となりました。全身を激しく躍動させ、感情を剥き出しにして踊る彼女の姿には、性的対象として消費されることを拒絶するような、強烈な表現者としてのプライドが刻まれていました。
映画での大胆な濡れ場やアクションシーンにおける肌の露出も、すべては「役柄の魂を宿すための器」としての肉体表現です。身体を徹底的にコントロールできる技術があるからこそ、露出が下品にならず、神聖なまでの美しさとリアリティを獲得できるのです。