耳舐めが何分間も止まらない、あるいは取り憑かれたように激しく舐め続ける場合、それは愛情表現ではなく精神的ストレスや葛藤のサインである疑いが生じます。
犬は強い不安や退屈、緊張を感じたとき、自らを落ち着かせる「カーミングシグナル」や常同障害の一種として、何かを執拗に舐め続ける行動に出ます。自分の前足を舐め壊してしまうのと同様に、近くにいる飼い主の耳を舐める動作に没頭することで、脳内のドーパミンを分泌させて不安を和らげようとしている状態です。
散歩不足による運動不足、留守番時間の増加、家庭環境の変化など、生活の中で強い負荷がかかっていないか生活環境を見直す必要があります。耳を舐めている最中に愛犬の目が血走っていたり、体を小刻みに緊張させていたりする場合は、即座にリフレッシュを促す対応が求められます。