劇場と賞レースでの躍進に加え、文田の魅力が爆発しているのが音声コンテンツの世界だ。ポッドキャスト番組『囲碁将棋の情熱スリーポイント』は、熱狂的なリスナー層を生み出し、今やカルト的な人気を誇るモンスター番組へと成長した。計算された漫才とは対照的に、二人の飾らないトークと文田の独特な視点から放たれる毒舌や偏見は、聴く者を中毒にさせる不思議な引力を持っている。
さらに、TVerでのバラエティ番組出演や公式YouTubeチャンネルでのネタ配信など、デジタル空間での拡散力も圧倒的なものとなった。かつては「劇場に行かなければ観られない幻の漫才師」と称された彼らだが、今やネットを通じて日本中のファンがリアルタイムでその知性と笑いにアクセスできる。劇場至上主義を守りながらも、時代の潮流を柔軟に取り入れる文田のバランス感覚は実に見事だ。