学校選びの入り口で誰もが抱く疑問が、「なぜ今、男女別学なのか」という点です。共学化が全国的な潮流となるなか、桐光学園は同一敷地に男女それぞれの校舎を構え、授業やホームルームを完全に男女別で行う独自のセパレート型教育を堅持しています。取材現場で教員陣が語る桐光学園の男女別学を採用する理由は、思春期における心理的発達と学習効率の最大化にあります。
中学生から高校生にかけての時期は、異性の視線やジェンダー規範に無意識のプレッシャーを受けやすい段階です。「男子の前で目立つ発言をしづらい」「女子に配慮して技術習得の議論が深まらない」といった心理的障壁を取り除くことで、教科の得意・不得意に応じたきめ細かなアプローチが可能になります。女子クラスではリーダーシップを自然に発揮する生徒が育ち、男子クラスでは知的な探求・議論に気兼ねなく没頭できる環境が整っています。
ネット上の口コミで「恋愛や異性との交流が制限されるのでは」と懸念される向きもありますが、文化祭や体育祭などのビッグイベント、委員会活動、部活動は男女共通で実施されます。「教室は学習に集中するシェルターであり、キャンパス全体は社会の縮図としての共学」という二重構造が、生徒の情緒的な安定と高い集中力を両立させていると評価されています。