トム・クルーズの美貌の頂点として、多くの映画ファンが挙げるのが1994年公開の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』です。冷酷でありながら孤独と退廃的な美しさを併せ持つ吸血鬼レスタト役を演じました。
当初、原作者のアン・ライスは「健康的で快活なアメリカ青年のトムがレスタトを演じるのはミスキャスト」と猛反発していました。しかし、映画が完成し、波打つ金髪のロングヘアに青白い肌、貴族的な優雅さを纏ったトムの怪演を目にした彼女は、自らの非を認めて全面的な謝罪と絶賛のコメントを発表したという有名なエピソードが残っています。
この時期のトム・クルーズは、作品ごとに髪型や雰囲気を自在に変えて観客を驚かせました。『トップガン』の短髪ミリタリーカット、『レインマン』のクラシックな七三スタイル、『ミッション:インポッシブル2』の長髪ウェーブなど、どのような髪型であっても持ち前の骨格と端正な顔立ちで完璧に成立させています。