3階の一角に設けられた特設スペースには、他のフロアとは異なる穏やかな空気が流れている。自社製品のリペア、古着の寄付、そしてユーザー同士の売買を仲介する公式プラットフォーム「Zara Pre-Owned」のリアル拠点だ。
ほつれたボタンの修理依頼や、着なくなった過去のコレクションを持ち込む客の姿が見られる。かつて環境負荷の高さから批判の的に晒されることも多かったファストファッション業界だが、ここではリサイクルやリペアが日常の選択肢として自然に組み込まれている。ものを大切に長く着るという価値観が、洗練された空間の中で提案されているのが印象的だ。