なぜ羊であるにもかかわらず、ヤギを意味する「ビリー」「ゴート」「グラフ」という名が付けられたのでしょうか。その由来は、世界的に有名な北欧ノルウェーの民話『三びきのやぎのがらがらどん』(原題:Three Billy Goats Gruff)にあります。
童話『三びきのやぎのがらがらどん』では、大小3匹のヤギが力を合わせてトロル(怪物)をやり込める冒険が描かれます。ピクサーの制作陣は、この有名な童話のタイトルをもじって「ビリー」「ゴート」「グラフ」と名付け、さらに3匹で力を合わせて困難を乗り越える勇敢なキャラクター像を投影させました。
一方で、飼い主であるボー・ピープ自身のルーツは、イギリスの伝承童謡マザーグースの『リトル・ボー・ピープ(Little Bo-Peep / 羊飼いの少女)』です。「羊飼いの少女」と「3匹のヤギの童話」という2つの古典を巧みに融合させた、ピクサーならではの知的で遊び心あふれるオマージュと言えます。