近年、多くの大学や企業で標準導入されているのが「TOEIC L&R IPテスト(オンライン)」です。自宅のPCや学内端末から受験可能で、所要時間は従来の約2時間から約1時間へと大幅に短縮されています。
この時間短縮を可能にしているのが、最新のCAT(Computer Adaptive Testing:適応型テスト)機構です。受験者全体の正誤状況に応じてUnit 2の出題難易度がリアルタイムに変化し、少ない問題数(リスニング45問・リーディング45問の計90問)で従来の200問テストと同精度の英語力を測定します。
「オンラインIPテストは難易度が高いのではないか」という疑問について、実際に受験した学生や社会人のコミュニティでは次のような分析が共有されています。
「紙のテストのように全体を見渡して解きやすい長文から手を付けるといった戦略が使えない。1問ごとの時間制限が厳しく、前の問題に戻れないシステム設計になっているため、体感的なプレッシャーは公開テスト以上だった」(大手金融機関内定・大学4年生の手記より)
システム上の制約による解きづらさはあるものの、統計的なスコア換算は公開テストと整合性が保たれています。さらに、受験者が最も恩恵を感じるのが「結果がいつ出るのか」というスピード感です。オンライン受験の場合、終了ボタンをクリックした瞬間に画面上にトータルスコアおよびパート別スコアが表示され、PDF形式のスコアレポートも即日ダウンロード可能です。応募締め切りが目前に迫った就職活動生にとって、この機動性は計り知れない武器となります。