大正時代初期に古道具商が集まったことから始まったこの街は、百余年の時を経て巨大な問屋街へと発展した。東京都台東区の歴史的な街並みに溶け込む商店街をまとめ上げているのが、東京合羽橋商店街振興組合だ。時代とともに変化する飲食業界の需要に応えつつ、伝統的な職人文化を守り続けている。
振興組合は近年、デジタル対応や多言語での案内体制を強化し、世界中から訪れる買い出し客や観光客がスムーズに買い物を楽しめる環境を整備してきた。毎年秋に開催される「かっぱ橋道具まつり」をはじめ、地域一体となったイベントも展開され、街全体が巨大な「食のテーマパーク」としての熱気を帯びている。