現代の造園業を担う職人たちの役割も大きく変化している。剪定や除草といった作業にとどまらず、住まい手のライフスタイルに寄り添い、時間の経過とともに味わいを増す「経年美化」の庭を提案するクリエイターとしての側面が強まっている。自然の無作為な美しさを取り入れたナチュラルガーデンや、メンテナンスの手間を軽減しつつ質感を保つ省力型デザインが支持を集める。
映像メディアでも庭づくりを題材にしたドキュメンタリーが数多く制作され、反響を呼んでいる。単に土をいじる作業の記録ではなく、自らの手で空間を整え、四季の変化を育むプロセスを通じて、荒れた生活を立て直していく人々のドラマが描かれる。庭を手入れするという行為自体が、心を調律し、自分自身の生き方を見つめ直すカウンセリングのような役割を果たしていることが浮き彫りになっている。