一過性のブームで終わらせないための取り組みも極めて緻密だ。行田市役所と行田市観光協会がタッグを組み、田んぼアートを核とした新しい体験価値の創出に挑んでいる。ただ上から眺めるだけの観光にとどまらず、地元名物のゼリーフライや足袋づくりのワークショップ、さらにはARを活用した展望ガイドなど、多角的な地域エンターテインメントが展開されている。
自治体主導のPRにありがちな堅苦しさはここにはない。現場のスタッフや地域住民が一体となり、来訪者を驚かせようとする遊び心が、リピーターを生み出す強力なエンジンとなっている。