シンガーソングライターとして芸能界入りし、軽快なトーク力と親しみやすいキャラクターで人気タレントへと登りつめた田中義剛氏。彼の原点は、青森県立五所川原農林高等学校から酪農学園大学へと進んだ学生時代に培った「北海道で本格的な牧場を開きたい」という強い情熱にありました。
1992年に念願だった北海道十勝郡中札内村に「花畑牧場」を開設。当初は資金繰りや酪農経営の厳しさに直面し、膨大な借金を抱える苦境に立たされましたが、試行錯誤の末に生み出した「生キャラメル」が2007年頃から大爆発。羽田空港や全国の百貨店には長蛇の列ができ、瞬く間に年商100億円を超える巨大ブランドへと成長を遂げました。
流行の移り変わりは早く、類似商品の乱立や消費者の飽きによってブームは急速に沈静化。全国にあった直営店は次々と撤退を余儀なくされましたが、田中氏はそこで立ち止まることなく、次なる一手を打つことになります。