結婚当時、日本のテレビドラマ界は空前の黄金期を迎えていた。彼女はその中心人物として、TBS系で放映された切ない恋愛ドラマの金字塔『逢いたい時にあなたはいない...』や、シングルマザーの奮闘を温かく描いた傑作ヒューマンドラマ『セカンド・チャンス』など、歴史に残る大ヒット作でヒロインを熱演していた。
連日のハードな撮影スケジュールに追われる妻を、影で支えたのが深沢だった。家事や身の回りのサポートをこなし、やがてTake2としても情報番組のアポーターなどで親しみやすいキャラクターを発揮し始める。しかし、妻が第一線で輝き続ければ続くほど、「田中美佐子の夫」というラベルが深沢の重荷になっていた側面も否定できない。華やかなスポットライトの裏側で、二人は夫婦のバランスを保つための模索を続けていた。