学級人数の減少や小規模校の増加に伴い、従来の大人数前提プログラムが機能しにくくなっている現実があります。1クラス15〜25名程度の学校現場で実際に導入され、高い満足度を記録したアレンジルールを検証します。
ある公立中学校の体育祭実行委員会が手記で明かしたところによると、少人数開催で最も課題となるのは「出番が多すぎて生徒が疲弊する」または「特定の競技で人数差がそのまま戦力差になる」という点でした。これを打開したのが「ポイント分散型マルチ競技」と「無限リレー方式」です。
綱引きでは、開始直後は各チーム5名のみで引き合い、10秒ごとに3名ずつ後方から助っ人がダッシュで合流する「時間差お助けシステム」を採用。足の速い生徒が合流役を担うことで、単なるパワー勝負から持久戦と走力のハイブリッド勝負へと昇華しました。また、玉入れにかごを背負った教員がコート内を逃げ回る「鬼ごっこ型チェイス玉入れ」を導入したところ、投げる技術だけでなく囲い込みの戦術が求められ、少人数でもフィールド全体を使った熱戦が展開されました。