朝起きてすぐは頭がボーッとして、計算ミスや読み間違いが起きやすいと感じた経験は誰にでもあるはずです。人間の脳、とりわけ論理的思考や判断力を司る前頭葉が本来の処理能力を発揮し始めるまでには、起床してから約3時間の覚醒プロセスが必要とされています。例えば午前9時に1科目目がスタートする場合、遅くとも午前6時にはベッドから出ている計算が理想的です。
起床直後の脳をスムーズに活性化させるためには、まずカーテンを開けてたっぷりの太陽光を浴びることが欠かせません。朝の光を目に取り込むことで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられ、覚醒を促すセロトニンの分泌がスタートします。さらにコップ1杯の常温の水で胃腸を刺激し、ぬるめのシャワーを浴びるか洗顔を行うと、交感神経への切り替えが一気に加速します。
また、家を出る前や移動時に15分〜20分程度の軽い朝の散歩を取り入れると、下半身の大きな筋肉が刺激されて全身の血流が促進され、脳へ十分な酸素が送り込まれます。激しい運動は体力を消耗するため厳禁ですが、朝日を浴びながらリズミカルに歩くだけで、試験会場に到着する頃には思考がクリアに研ぎ澄まされます。