特定技能1号を取得するためのルートは、大きく分けて「試験合格ルート」と「技能実習からの移行ルート」の2つが存在します。
試験合格ルートを選択する場合、各業界団体が主催する「特定技能評価試験」(学科・実技)と、独立行政法人国際交流基金などが実施する「日本語能力試験」の双方に合格しなければなりません。
特定技能1号の日本語能力試験基準として認められているのは、以下のいずれかです。
- 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic):A2レベル以上
- 日本語能力試験(JLPT):N4以上(※日常的な場面で使われる基本的な日本語をある程度理解できるレベル)
- ※「介護」分野のみ、上記に加えて「介護日本語評価試験」の合格が必須となります。
特定技能評価試験の難易度と日程について、筆記・実技試験ともに業務の基本知識を問う内容となっており、合格率は分野によって概ね50%〜80%程度で推移しています。決して極端に難関ではありませんが、専門用語が多用されるため、テキストの事前反復学習が合否を分けます。試験日程は国内外のテストセンター(プロメトリック等)で随時開催される分野と、年数回に限定される分野があるため、各業界団体のポータルサイトで年間スケジュールを早期に把握することが欠かせません。
一方、技能実習生から特定技能への移行手続きを活用する場合、技能実習2号を良好に修了した実習生は、同一職種・業務区分であれば技能試験および日本語試験が全額免除されます。現場経験と基礎的な日本語力がすでに備わっているため、受入れ企業にとっては最もリスクが低く、即戦力として定着しやすい王道の採用ルートとなっています。