海を見下ろす絶壁に漂う香ばしい煙。小樽・忍路でいま起きている「辺境パン革命」の最前線

海を見下ろす絶壁に漂う香ばしい煙。小樽・忍路でいま起きている「辺境パン革命」の最前線

海を見下ろす絶壁に漂う香ばしい煙。小樽・忍路でいま起きている「辺境パン革命」の最前線の主要なニュースをコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

パンづくりの核心にあるのは、店内に鎮座する巨大なフランス製の薪窯(まきがま)である。ガスや電気のオーブンとは異なり、木材を燃やした熱と石の遠赤外線で直焼きする手法は、繊細な温度管理と長年の勘を必要とする。

朝一番に焼き上がるハード系のパンは、外側が香ばしくバリッと硬く、中は驚くほどしっとりとして水分を蓄えている。窯から出された直後、パンの表面がチチッと微かな音を立てて爆ぜる「パンのうた」を聞くことができるのは、早朝の店を訪れた者だけの特権だ。

田中 結衣
Author

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。