では、首都圏や地方のメガプールは現在どのようなスタンスをとっているのか。国内最大級の規模を誇る東京サマーランドでは、現在もタトゥー・刺青(シールやペイント含む)の露出を一切認めていない。入園時の手荷物検査に加え、不審な挙動や隠蔽の疑いがある場合にはスタッフによる確認が行われるなど、業界内でもトップクラスに厳格な運用で知られる。
対照的に、独自の基準を模索し始めているのがよみうりランド プールWAIや三重のナガシマスパーランドといった大型パークだ。これらの施設でも「露出禁止」の原則は維持されているものの、ラッシュガードの完全着用や専用シールによる被覆を条件に、実質的な入園を認めるケースが増加している。施設利用規約・ドレスコードを「全面拒否」から「隠すことを前提とした条件付き容認」へとシフトさせる動きは、家族連れや若年層の取り込みを狙うテーマパークの現実的な防衛策ともいえる。