今、全国で産業観光の可能性が見直されている。なかでも食品製造業の最前線を行く施設が提供するコンテンツは、大人の好奇心をも満たす充実度だ。従来の工場見学といえば、ガラス越しに静かに機械の動きを眺めるスタイルが主流だった。しかし現在は、香りを嗅ぎ、冷気を肌で感じ、自ら手を動かすエンターテインメントへと進化を遂げている。
この変化は観光・レジャー産業全体にも大きな波及効果をもたらしている。地域資源を活用した体験型観光の先駆けとして、子供から大人まで夢中にさせる空間づくりが徹底されているのだ。見学者を退屈させない演出の数々は、テーマパークにも引けを取らない。