とうもろこしの唐揚げを作る際、良かれと思ってやってしまいがちな「間違った調理法」がいくつか存在します。仕上がりのクオリティを大きく損ねる代表的な盲点を確認しておきましょう。
第一の誤解は、「揚げる前にとうもろこしを下茹でする」という工程です。「生だと火が通らないのでは」と心配して茹でてしまう人がいますが、これは完全な逆効果です。茹でることで実の中に大量の水分が取り込まれ、揚げた際の油ハネが劇的に悪化するだけでなく、とうもろこし本来の濃厚な糖分や旨味が湯の中に溶け出してしまいます。生のとうもろこしは180℃の油で90秒揚げるだけで十分に甘みが活性化し、最もみずみずしい食感に仕上がります。
第二の盲点は、「醤油やみりんなどのタレに長時間漬け込んで下味をつける」ことです。浸透圧によって実から水分が大量に染み出し、衣がドロドロになって油ハネの危険性が跳ね上がります。下味をつける場合は、白だしを数滴絡める程度にするか、あるいは一切下味をつけずに揚げ、揚げたて直後に濃厚なタレを絡めるのがプロの鉄則です。
また、揚げた後に時間が経ってシナっとしてしまった場合の復活法として、電子レンジ加熱は厳禁です。レンジで温めると内部の水分が蒸発して衣をふやかしてしまいます。サクサク感を蘇らせるには、アルミホイルを敷いたオーブントースター(200℃前後)で約2〜3分リベイクするのが正解です。余分な油が落ち、揚げたて同様の香ばしさとクリスピー感が完全に復活します。