シート選びで絶対に妥協してはならないのが「安全性と耐熱性」だ。コンロ周辺は瞬間的に高温に達するため、日本産業規格 (JIS)に準拠した難燃性試験や防火基準をクリアしているかどうかの確認が欠かせない。安価なノーブランド品の中には、熱によって有毒なガスを発生させたり、糊残りして壁面を永久に変色させたりする粗悪品も紛れているため注意が必要だ。
ハウスクリーニング・住宅メンテナンス産業の現場技術者も、「下地材との相性確認を怠ると、剥がす際に壁紙ごとめくれて数万円の修繕費用が発生しかねない」と警鐘を鳴らす。ステンレス、タイル、化粧合板、壁紙クロスなど、自宅の壁面素材が粘着剤に対応しているかを事前に確かめることが、トラブルを未然に防ぐ唯一の鉄則だ。