東京駅から特急とバスを乗り継ぎ、太平洋の潮風が吹き抜ける鴨川市へ足を踏み出すと、突如として眼前に現れる白亜のタワー群。それが亀田グループの中核を成す医療複合体だ。過疎化が進む房総半島南部に位置しながら、ここには365日24時間、途切れることなく救急車やドクターヘリが駆けつけ、高度な医療を求める患者が全国、そして海外からひっきりなしに訪れる。
2026年現在、多くの地方病院が医師不足や経営難に喘ぐなか、この地だけはまるで別世界のような活気に満ちている。高度な医療機器を惜しみなく投入しつつ、地域密着型のプライマリ・ケアから高度な開頭・開胸手術、がんの最先端治療までをシームレスに提供する体制は、国内外の医療関係者から「奇跡の病院」と称賛されて止まない。