気象庁が発表した最新の進路予想によると、台風15号は依然として強い勢力を維持したまま北上を続けている。海水温の高い海域を通過したことで勢力が衰えず、急激に雨雲が発達したことが大雨の要因と分析される。気象予報士の森田正光氏は「大気の状態が著しく不安定であり、線状降水帯が形成されたことで局地的な豪雨が長期化した」と指摘。今後の進路沿いでも同様の集中豪雨に対する厳重な警戒が必要であると注意を呼びかけている。
この記録的豪雨に伴い、交通網は麻痺状態に陥った。主要幹線の新幹線は全線で運転を見合わせ、在来線や私鉄各線も始発から終日運休を余儀なくされた。空港では数百便を超える欠航が相次ぎ、ターミナルビルは足止めされた多くの乗客で混乱を極めている。高速道路でも広範囲にわたる通行止めが実施されており、物流網への打撃も深刻化しつつある。民間の気象情報サービス業各社も独自の高解像度レーダーを用いて最新情報を刻々と配信しており、移動を予定している市民に対して運行情報のこまめな確認を求めている。