恋愛やセクシュアリティの文脈において、「タチ」とは主に関係性や性行為において能動的な役割(挿入側・リード側)を務める側を指します。これに対して、受動的な役割(受け入れ側・リードされる側)を務める人を「ネコ」、どちらの役割も状況や相手に応じてこなせる人を「リバ(リバーシブルの略)」と呼びます。
創作物(BLや百合)で広く使われる「攻め」「受け」という概念と混同されがちですが、これらは明確に使い分けられています。「攻め・受け」が主に物語のキャラクター構造やフィクションの文脈で語られるのに対し、「タチ・ネコ・リバ」は実在する人間同士のリアルなセクシュアリティや身体的・心理的マッチングにおいて用いられる用語です。
各種アンケート調査やマッチングアプリの実態データによると、完全な専任タチ(完全タチ)を自認する層は全体の2〜3割程度にとどまり、最も割合が多いのは「状況次第でどちらもこなすリバ」です。タチ不足・ネコ過剰という現象はマッチング現場で頻繁に語られるテーマであり、それゆえにタチの存在感は際立ちます。