長年にわたり芸能界の表と裏を暴き続けてきた「週刊文春」による徹底的な追及は、業界全体の力学を根底から揺るがし続けている。
かつては事務所主導のメディアコントロールが奏功する場面も多かった。しかし、実証的な裏付けに基づくスキャンダル報道が一度世に出れば、どれほど強い影響力を持つプロダクションであっても防戦一方に追い込まれるのが現実だ。これにより、従来のタレント管理手法は完全に限界を迎えている。
記者たちの情報源も多様化し、内部告発やデジタルデータの提供がスクープの引き金になるケースが急増した。隠蔽工作が即座に二次被害を引き起こす現代において、メディアと事務所のパワーバランスはかつてないほど均衡を失いつつある。