ポンポン作りに関してネット上で流布している情報の中には、現場の運用実態にそぐわない誤解も含まれています。最も注意すべきは、「ハサミで細かく切り込みを入れれば綺麗になる」という言説です。
実際には、ハサミの刃先で根元まで細かく切り刻むと、刃の切断面が滑らかすぎて静電気を帯びやすくなり、テープ同士が絡み合ってダマになってしまいます。ポンポンに求められる空気感は、刃物による「切断」ではなく、繊維方向への「引き裂き(スプリット)」によって生じるギザギザの微細な凹凸から生まれるものです。ハサミを使うのは切り口に5mm程度のきっかけ(切れ込み)を入れる最初の一瞬だけに留め、あとはフォークやくし、スリッカーブラシを用いて一気に引き裂くことが、応援グッズポンポン手作りの真相とコツにおける最大の技術的ポイントです。