マイナス条件が並ぶにもかかわらず、なぜSNS上では「ステージサイド体感席は神席」と称賛されるのでしょうか。メリットとデメリットを整理すると、ファンの熱狂を呼ぶ独自の構造が見えてきます。
ステージサイド体感席のメリット
- ステージ袖の舞台裏が丸見え:暗転中に出番を待つメンバーの待機姿、スタッフと談笑するオフの表情、衣装チェンジの瞬間など、通常席では絶対に見られない貴重な姿を目撃できる。
- 濃密なファンサの発生率:サイドに来た演者は、見切れ席のファンを気遣って入念に手を振ったり指差しをしたりする傾向が強く、ファンサの独占状態が生まれやすい。
- チケット倍率と価格の優位性:全滅した本公演に滑り込める最後のチャンスであり、一般指定席よりもチケット代が安価に設定されている。
ステージサイド体感席のデメリット
- 世界観への没入が困難:オープニング映像や凝った映像演出、センターで行われる細かなフォーメーションダンスの全貌は掴めない。
- 首や腰への身体的負担:ステージ方向を向くために常に体を斜めにひねった体勢が続き、長時間の公演では疲労が蓄積しやすい。
- 席番による強烈な格差:サイドウイングの目の前になる「当たり席」がある一方で、完全に鉄骨と黒幕に覆われて音しか聞こえない「真の体感席」になるリスクを内包している。