縮毛矯正に関するトラブル相談で圧倒的に多いのが、「短いスパンで全体に薬剤を塗り重ねたことによる深刻なハイダメージ」です。縮毛矯正は、アルカリ剤や還元剤で髪の結合(シスチン結合)を切断し、高温アイロンで熱変性を起こして再結合させるという、サロンメニューの中でもトップクラスに化学的負荷の高い施術です。
一度縮毛矯正をかけた部分は、半永久的にストレート構造が固定されます。つまり、「うねりが戻った」と感じる大半の原因は、新しく伸びてきた根元の地毛です。すでにストレートになっている中間から毛先にかけて再び強力な薬剤と高温アイロンを当ててしまうと、毛髪内部のタンパク質が炭化し、チリチリとした「ビビリ毛」や深刻な枝毛・切れ毛へと直結します。
美髪を保つための大原則は、新しく生えてきた黒髪部分(根元3cm〜5cm程度)のみに薬剤を塗布する「リタッチ施術」を徹底することです。信頼できる美容師であれば、前回の施術履歴を正確に見極め、毛先には保護トリートメントを塗布してダメージの蓄積を徹底的に防ぎます。