ボブの縮毛矯正失敗において最も精神的ダメージが大きいのが、毛先がほうきのようにチリつく「ビビリ毛」と、根元が直角にカクンと折れ曲がる「根元折れ」です。ビビリ毛は、ブリーチ履歴や度重なるカラーで体力が削られた髪に、限界を超える強いアルカリ剤や過剰な熱が加わることで、毛髪のキューティクルとコルテックスが崩壊して発生します。
一方の根元折れは、薬剤を頭皮ギリギリ(本来は1cm程度空けるべき部位)にべったり塗布してしまったことや、アイロンの角を根元に強く押し当てたことで生じます。根元折れを放置すると、折れ曲がった部分からプツプツと髪が切れる「断毛」に発展する恐れがあるため、迅速なケアが必要です。
ビビリ毛や根元折れが起きてしまった場合、絶対に避けるべきなのが自宅でのセルフカラーや市販ストレート剤による修正です。すでに強度が著しく低下している髪にアルカリを乗せると、そのまま溶けるようにちぎれてしまいます。自宅ではヘマチンや活性ケラチン、CMC(細胞間脂質)を高濃度に配合した集中補修型のアウトバストリートメントを使用し、ドライヤーで完全に乾かして摩擦を最小限に抑える保護管理を徹底してください。