物語の絶対的な中心でありながら、決して「勝者」にはなれない少年がチャーリー・ブラウンです。野球の試合では負け続け、凧揚げをすれば木に引っかかり、好きな女の子には声をかけられない。しかし、どんなに失敗を繰り返しても翌朝には立ち上がり、再びボールを投げる彼の姿こそが、読者に深い共感と勇気を与えてきました。
そんな彼の愛犬スヌーピーの傍らにいつも寄り添うのが、黄色の小鳥ウッドストックです。彼らの出会いと関係性にも味わい深いエピソードが存在します。実はウッドストックという名前が付けられたのは連載開始からかなり年数が経ってからのことであり、それまでは名前のない鳥として描かれていました。タイプライターを叩き、独特の言語で会話するこの小さな相棒は、スヌーピーの奇想天外な妄想世界における最高にして唯一無二の理解者なのです。