映画の中で描かれる90年代のコギャルたちは、社会の視線や大人たちの眉をひそめる顔など一顧だにしない。彼女たちは自分たちのルールで生き、自分たちの言葉で語り、仲間を守るためには世界中を敵に回す覚悟さえ持っていた。
どこか息苦しさが漂う現代の視点から振り返ると、あの時代が持っていたバイタリティはまぶしすぎるほどだ。他人の目を気にして「悪目立ち」を恐れる現代社会において、彼女たちの自我の爆発と圧倒的な自己肯定感は、観る者に強烈な爽快感を与える。単なる懐古趣味にとどまらず、失われた生命力を注入されるような感覚をもたらすのだ。