現実の生活において、パートナーや他人が突然スマホのライトを胸に押し当ててくるシチュエーションは極めて稀です。豊胸手術を受けたことが周囲に露見する要因としては、ライトによる透過よりも別の物理的サインが引き金になるケースが大半を占めます。
◆ 触り心地と姿勢による変形(見分け方のポイント)
天然のバストは仰向けに寝た際、重力に従って自然に外側へ流れます。しかし、硬さのあるシリコンバッグや被膜拘縮(カプセル拘縮)が起きている場合、仰向けになってもお椀型のまま直立した不自然な形状を保ってしまうことがあります。また、脂肪が薄い部位を撫でた際にバッグの縁(エッジ)や波打ち(リップリング)が指先に触れることで気づかれるケースがあります。
◆ 傷跡の位置と質感
脇の下のシワ、アンダーバスト、乳輪周囲などに残る手術の切開痕は、時間の経過とともに薄くなるものの、至近距離でのスキンシップでは目視される可能性があります。
◆ レントゲン検査や医療現場での発覚
健康診断や人間ドックで行われる胸部X線撮影、マンモグラフィ、CTスキャンでは、シリコンバッグの輪郭が白く鮮明に写し出されるため、医師や放射線技師には100%判別されます。医療事故(マンモグラフィによるバッグ破損など)を防ぐ観点からも、医療機関での事前申告は必須となります。なお、脂肪注入による豊胸であれば異物としての輪郭は写りませんが、石灰化やしこりが生じている場合は画像診断で指摘されることがあります。