特に注意が必要なのが、15秒から1分程度のショート動画フォーマットだ。InstagramのリールやTikTok、YouTube Shortsなど、視覚と聴覚を同時に刺激する短尺コンテンツは、脳に休む暇を与えない。数秒ごとに新しい刺激が提示されるため、脳の報酬系は常にフル回転を強いられる。
こうした短尺コンテンツへの依存が進行すると、数分以上の長尺動画や文章に耐えられなくなる「ポップコーン脳」と呼ばれる現象が引き起こされる。ポンポンと弾けるように次々と刺激を求め続ける脳は、静かな環境での思考や深い対話、読書といった持続的な注意力を要する活動を受け付けなくなってしまう。