普段何気なく開いているアプリが、どれだけのデータを吸い上げているのか。動画コンテンツの高画質化と短尺動画の爆発的普及により、バックグラウンドを含めたデータ消費スピードは過去数年で跳ね上がった。
動画配信サービスの筆頭であるYouTubeの場合、標準的な高画質(720p)で約1時間視聴すると約1GB、フルHD(1080p)では1時間で2GB前後のデータ通信量を消費する。映画やドラマを楽しむNetflixでは、高画質設定で1時間に最大3GBに達することも珍しくない。
さらに盲点となりやすいのが、縦型ショート動画のプラットフォームだ。TikTokやInstagramのリール動画は、次々と高ビットレートの動画を先読みしてキャッシュするため、通勤電車や就寝前のわずか30分のスクロールで500MBから800MB近くをあっさり消費する。画像中心だったSNSは姿を消し、今やパケットを激しく消費するリッチメディアへと完全に変貌を遂げた。