Q1:1本のアウトドア用撥水スプレーで、スキーウェア何着分を処理できますか?
A1:一般的なエアゾール缶(300ml〜420ml)の場合、スキーウェア上下1着(ジャケット+パンツ)をしっかりムラなく二度塗りすると、ほぼ1本を使い切る計算になる。容量が少なめの製品ではジャケット1着分で終わることもあるため、上下セットをケアする場合は余裕を持って大容量ボトルを用意するか、2本常備しておくことが推奨される。
Q2:スキーウェアに100円ショップや靴用の防水スプレーを代用しても問題ありませんか?
A2:絶対に避けるべきである。靴用スプレーの多くはシリコン系樹脂や安価な油性溶剤が使用されており、スキーウェアの透湿メンブレンの微細孔を完全に目詰まりさせてしまう。また、靴用の強力な有機溶剤がナイロンやポリエステル生地を傷め、変色やコーティングの剥離を引き起こすケースが多発している。必ずアウトドアウェア専用のフッ素系または水性ポリマー系製品を使用すること。
Q3:ゲレンデに到着した直後、滑る直前に駐車場でスプレーを吹きかけても効果はありますか?
A3:ほとんど効果は期待できない。撥水スプレーの溶剤が完全に揮発し、樹脂が繊維表面に定着するまでには最低でも数時間〜24時間の乾燥時間を要する。乾ききらない状態で氷点下の雪山へ出ると、雪に含まれる水分と混ざり合って白くドロドロになり、そのまま雪が生地に張り付いて浸水が加速する。施工は必ず前日までに自宅で済ませておく必要がある。