スイカと同様に、日常では完全にフルーツとして親しまれながら、公的には野菜に分類されている代表例がメロンとイチゴです。
メロンはスイカと同じくウリ科の一年草であり、畑の畝(うね)でツルを伸ばして実を育てます。また、ショートケーキの主役であるイチゴも、バラ科の多年草(草本植物)に実をつけるため、行政上は果実的野菜に該当します。他にも、パイナップルやバナナなども木ではなく巨大な草(草本)に実がなるため、植物学的には野菜に近い性質を持っています。
食卓やデザートの感覚からすると意外に感じられますが、スーパーの青果売り場で「野菜コーナー」と「果物コーナー」に分けられているのは、あくまで買い物客の利便性に合わせた商業上の配慮です。生産者や農学の現場では、イチゴ・メロン・スイカの3大フルーツは、いずれも高い技術力を要する高度な施設園芸野菜として研究・管理されています。