蘇我入鹿暗殺の真相とは?国家誕生を賭けた宮中クーデターの全貌の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

クーデターの成功直後、事態を収拾すべく皇極天皇は退位し、弟である軽皇子が孝徳天皇として即位した。新政権は本拠地を飛鳥から難波長柄豊碕宮へと遷し、日本で初となる元号「大化」を制定。ここから本格的な大化の改新が動き出す。

公地公民制の導入、戸籍と計帳の作成、そして新たな税制の構築。それらは豪族が私有していた土地と人民を国家の管理下に置くという、列島史上かつてない大改革だった。旧勢力の反発を抑え込みながら進められた中央集権化への道は平坦ではなかったが、このとき打ち立てられた国家デザインの骨格こそが、のちの律令国家の強固な基盤となったことは疑いようがない。