だが、カナダの雄ブルージェイズも黙ってはいない。主砲ブラディミール・ゲレーロJr.の一振りが、瞬く間に試合の風向きを変えて見せた。7回表、代わったばかりのレッドソックス救援投手が投げ込んだ初球、甘く入ったフォーシームを見逃さなかった。
打った瞬間にそれとわかる打球は、はるか左中間スタンドの深いところへと吸い込まれて行った。打球速度は115マイル(約185キロ)を計測。あまりの打撃音の大きさに、スタンド全体が一瞬静まり返ったほどだ。ブルージェイズベンチは一斉に飛び出し、主砲を大歓声で迎え入れた。この一発がチーム全体にエネルギーを注入し、怒涛の反撃へとつながっていく。