今年の秋も、いちょうの葉は鮮やかに色づいた。しかし、気候変動の影響か、そのピークの時期は年々予測が難しくなっている。かつては11月中旬から下旬が見頃とされていたが、近年は12月にずれ込むことも珍しくない。訪れる際は、SNSでのリアルタイムの開花(紅葉)状況チェックが欠かせなくなっている。
環境保護団体や市民ボランティアによる保全活動も活発だ。並木の根元を守るための立ち入り制限や、土壌改良の取り組みが続けられている。この美しい景観は、自然の力だけで維持されているわけではない。都市のインフラとして、人々の手で守られているのだという事実を、私たちは忘れてはならない。