「急なブレーキや無理な割り込みは連鎖事故の引き金になる」と現場の警察官は強い口調で注意を促す。奈良県警察本部は管内のパトロールを急増させ、事故多発地点での警戒を強化した。古都特有の狭隘な道路網と高規格幹線道路が複雑に接続する奈良エリアでは、わずかな判断ミスが致命的な大事故へ直結しやすい。
道路交通安全法の精神に立ち返り、前走車との車間距離を平時より長めに取ることが最善の防衛策だ。特に高架橋の上や日陰となるトンネル出口付近は路面温度が急変し、制動距離が大幅に伸びる。周囲の流れに惑わされず、自車の挙動をコントロールできる安全速度を死守しなければならない。