今回の再販決定は、メーカー主導の単なる気まぐれではない。生産終了が報じられた直後から、ネット上では有志による復刻署名活動がスタート。その数は最終的に数万筆を超えた。単なる「懐かしい」という感情を超え、自分の子供にもあの体験をさせたいと願う親世代の熱意が、明治の経営陣の心を動かしたのだ。
「これほどまでに再販を望む声が届くとは予想していなかった」。明治の広報担当者は取材に対し、驚きを隠さない。消費者の声が企業を動かし、一度消えた定番商品を蘇らせる。まさに現代のソーシャルメディア時代を象徴する出来事と言えるだろう。