専門学校を卒業後、彼女は大手広告代理店である電通に就職する。当時の電通はバブル景気の足音が聞こえ始めた華やかな業界の象徴であり、そこで働くことは時代の最先端に身を置くことを意味していた。新聞局などに配属された彼女は、社内でもその明るいキャラクターで知られる存在となる。
さらにユニークなのは、結婚後も続いた彼女のメディア活動だ。夫である安倍晋三氏の地元・山口県下関市のコミュニティFM局で、彼女は「DJ Akkey(アッキー)」と名乗り、ラジオパーソナリティを務めた。自ら企画を立て、ゲストを呼び、時にはお酒を片手に本音トークを繰り広げる。この行動力こそが、彼女の真骨頂だった。