親世代の胸中は複雑だ。子供の自主性を尊重したい気持ちと、性トラブルや事件・事故への不安が激しく交錯している。
都内在住の40代母親は「最初は絶対に反対だった。でも、隠れて危険な場所に泊まられるくらいなら、相手の顔を知った上で、連絡を欠かさないことを条件に許可したほうが安全だと判断した」と語る。彼女が提示した条件は、「相手の保護者と連絡先を交換すること」「位置情報アプリを共有すること」「宿泊先を事前に伝えること」の3点だ。
一方で、断固反対の立場をとる保護者も多い。「高校生という立場上、経済的にも精神的にもまだ自立していない。何かあったときに責任を取れない段階での泊まりは早すぎる」(50代父親)という意見は、保護者コミュニティにおいて根強い支持を集める。容認派と否定派を分ける境界線は、単なる「性へのオープンさ」ではなく、「危機管理能力を子供が備えているか」という視点にある。