りょうとTOSHI-LOWの結婚が報じられた当時、世間を最も驚かせたのが「交際期間0日」という事実でした。しかし、この決断は決して一過性の衝動やノリによるものではありません。そこには、約7年間にわたる深い友情と、人生の過酷な試練を共に乗り越えた確固たる信頼関係がありました。
二人の出会いは20代前半の頃にさかのぼります。共通の知人を通じて知り合い、クリエイティブな表現活動を行う仲間として親交を深めていました。友人関係が大きく動いたのは、りょうの実兄が重い病に倒れ、医師から「余命数ヶ月」という非情な宣告を受けた時期でした。精神的にも肉体的にも追い詰められていた彼女に寄り添い、誰よりも献身的に動いたのがTOSHI-LOWでした。
TOSHI-LOWはりょうの家族に寄り添い、多忙なバンド活動の合間を縫って足繁く病室に通い詰めました。愚痴一つ言わず、兄を元気づけ、家族を支え続けた彼の姿に、りょうは底知れぬ人間性と誠実さを感じ取ったといいます。兄が他界した後、悲しみを乗り越える中でりょうの心に芽生えたのは「この人と家族になりたい」という強い直感でした。りょう側から「結婚してみる?」と声をかけ、恋人としての交際期間を経ることなく、2003年4月1日のエイプリルフールに入籍というドラマチックなゴールインに至りました。