耳の奥で鳴り響く「ザーザー」という低いノイズ。高音の「キーン」という耳鳴りとは明らかに質感が異なる。この音の原因は大きく分けて、音を感じる神経系のトラブルと、耳周辺を通る血管系トラブルの二つが存在する。
特に警戒すべきは、前触れもなく発症する突発性難聴だ。内耳の渦牛(かぎゅう)と呼ばれる器官へ血液が十分に行き渡らなくなったり、ウイルス感染が起きたりすることで、音を感知する有毛細胞がダメージを受ける。この突発性難聴の初期症状として、片耳が聞こえにくくなると同時に「ザーザー」「ゴーゴー」という低い雑音が充満することが多い。発症から48時間以内の迅速な治療開始が、その後の聴力回復を左右する最大の鍵となる。