松の剪定の仕方を徹底解説!プロ直伝の時期別手順と失敗しない極意に関する話題のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

松の手入れの骨格をなす2大作業について、具体的な実践ステップを解説します。

1. 春の「みどり摘み(芽摘み)」のやり方(4月〜6月)

春になると、枝先から黄緑色の柔らかい新芽(ろうそく状の芽=みどり)が天に向かって複数本伸び出します。これを放置すると枝が粗くなり、木全体が巨大化してしまうため、新芽が木質化する前に指で摘み取ります。

【実践ステップ】
① 1つの枝先から出ている新芽の強弱を観察します。
② 最も勢いよく中心に伸びている「中心芽(主芽)」を根元から手で折り取るか、勢いを抑えるために下部3分の1〜半分を残して折ります。
③ 周囲の弱い芽を2本だけ「V字型」に残し、他の細かい芽はすべて元から摘み取ります。
※ハサミを使うと残った針葉の先端が茶色く変色するため、必ず親指と人差し指の腹でポキッと折るのが鉄則です。

2. 秋冬の「もみあげ(葉むしり・透かし剪定)」のやり方(10月〜12月)

寒冷期に入る直前、樹液の流動が落ち着く秋から冬にかけて行う仕上げ作業です。木の内側に光を通し、害虫の越冬を防ぐために実施します。

【実践ステップ】
① 古葉落とし:前年以前から生えている黄色や褐色の古葉、および今年生えた葉でも過密な部分を手で下向きにしごくようにむしり取ります。
② 残す葉の枚数調整:1つの芽(枝先)に対して、今年の新しい健康な葉を7〜10対(14〜20本程度)残すように均一に間引きます。樹冠の上部(日光がよく当たり樹勢が強い部分)は葉を少なめに、下枝(日陰になりやすく弱りやすい部分)は葉を多めに残すことで全体のバランスをとります。
③ 透かし剪定(枝抜き):交差している枝、下向きに生える枝(垂れ枝)、内側に向かう枝(逆さ枝)などの「忌み枝」を、細身の木鋏で元から切り落とします。