松永さんの現在の大きな仕事の一つに、全国各地の企業、学校、自治体、警察組織などから依頼を受けて行う講演活動があります。加害者を作らないための安全講話や、命の尊さ、そして万が一事故が起きた際の遺族の苦しみについて、自らの実体験をもとに直接語りかけています。
また、松永さんは執筆活動にも力を注いでおり、事故の真相やこれまでの葛藤を綴った著書『悲しくて、悔しくて、生きて――池袋暴走事故遺族・松永拓也の歩み』(集英社)などを出版しています。本を通じて届けられる言葉は、多くのドライバーの意識を変えるきっかけとなり、教育現場などでも副読本として活用されるなど、社会に深い影響を与え続けています。