松井裕樹の桐光学園時代を解剖!22奪三振の怪童からメジャーへの基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

高校野球史における最大の奪三振ショーとして語り継がれるのが、2012年8月9日、第94回全国高等学校野球選手権大会の1回戦、桐光学園対今治西(愛媛)の一戦です。甲子園初登板となった2年生左腕の松井裕樹は、立ち上がりから圧巻の投球を披露しました。

初回からアウトのすべてを三振で奪う快投を演じ、終わってみれば27個のアウトのうち22個を三振で奪うという驚天動地の記録を達成。従来の9イニング最多記録であった1925年の前川八郎(仙台一中)、1973年の江川卓(作新学院)らが記録した19奪三振を39年ぶりに塗り替える新記録を打ち立てました。

さらにこの試合、松井裕樹は5回1死から8回1死にかけて10者連続奪三振をマーク。これは1957年に近藤正雄(津久見)が記録して以来、実に55年ぶりとなる大会タイ記録でした。スタンドはアウトを重ねるごとに異様な熱気とどよめきに包まれ、当時対戦した今治西の打者陣は「バットがボールのかすりもしない」「ベースの手前で球が消える感覚だった」とメディアの取材に脱帽のコメントを残しています。