戦力外通告はゴールではない。むしろ、ここからが選手人生の正念場だ。近年のソフトバンク戦力外組の進路を分類すると、以下の4パターンに大別される。
① 現役続行(国内他球団)
比較的若く、一定の実績がある選手は、他球団の入団テストやトライアウトを受ける。過去には戦力外→他球団でレギュラー定着という逆転劇もあり、「ソフトバンクを出て覚醒する選手」はネットでも人気のテーマだ。
② 育成再契約
ソフトバンクでは、戦力外通告後に育成契約を打診されるケースが多い。これは再び支配下を目指すチャンスでもあるが、年俸は大幅減、背番号も3桁になる。それを受け入れるか、独立リーグや社会人野球へ進むかの選択を迫られる。
③ 独立リーグ・海外挑戦
マイナーリーグや独立リーグで再起を図る者もいる。過去には戦力外後に独立リーグで結果を残し、再びNPBへ戻った例もあり、そのストーリー性が「戦力外 再起」の象徴として語り継がれる。
④ 現役引退→球団スタッフ・アカデミーコーチ
近年はソフトバンクの野手・投手問わず、引退後すぐに球団職員としてスカウトやアカデミーコーチに転身する例が増えた。一見“花道”に見えるが、年俸は現役時代の10分の1以下になることも珍しくない。
この中で最も重要なのは、「戦力外=人生の失敗」ではないという現実だ。むしろ、プロ野球選手としての短い期間をどうマネジメントするか。球団都合で切られたあとの選択肢を知っておくことが、若手選手だけでなくファンにとっても重要になる。