結論から言おう。現代の科学において、地震の発生を「明日」や「来週」といったピンポイントの日常単位で予測することは不可能だ。気象庁をはじめとする世界中の研究機関が総力を挙げても、それは実現できていない。
地震学が現在可能なのは、「今後30年以内に70〜80%の確率で発生する」といった、長期的な確率評価のみである。地殻の歪みやプレートの動きを観測することはできても、それが「いつ破断するか」の正確なトリガーを特定することはできない。科学的な予測と、オカルト的な予言は、全くの別物である。科学者が「わからない」と答える領域に、予言者たちは「明日来る」と断言する。その断言こそが、科学的根拠がないことの裏返しなのだ。